2016年03月11日
インフルエンザ
2016年9週の県全体の定点当たり報告数は、 8週の33.02から増加し33.62となった。依然とし て報告数が多い状態が継続しており、注意が 必要である。 保健所別では、16保健所中8保健所管内で 増加し、松戸(43.72)、海匝(40.14)、印旛 (39.46)、市原(38.73)、山武(36.75)、夷隅 (35.20)、船橋市(34.24)で多かった。 2015/16シーズン全体の年齢群別報告割合 は、5~9歳34.5%、0~4歳18.1%、10~14歳16.4%で多い。 2016年9週の小児科・インフルエンザ定点医療機関の協力による迅速診断結果の報告は、6,810例中 A型2,133例(31.3%)、B型4,615例(67.8%)、A and B型8例(0.1%)、A or B型54例(0.8%)で、8週と 比較するとB型は増加し、A型は減少した。2015/16シーズン合計では、50,900例中A型29,798例 (58.5%)、B型20,711例(40.7%)、A and B型105例(0.2%)、A or B型286例(0.6%)であった。
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
千葉県における2016年2月の定点当たり報告数は0.44となった。長い期間で見ると患者報告数は減 少傾向にあり、特に年齢群別で5歳未満の患者数が減少した(図)。そのため、2006年~2015年に報告 された3,159例の発生動向をまとめた。
性別では、男性1,808例(57.2%)、女性1,351例(42.8%)であった(表)。
年齢群別では、5歳未満が2,077例(65.7%)で最も多い(表)。5歳未満の占める割合は、2006年の74.9%から2015年は37.0%に減少した。
採取部位として報告されたのは、その他1,620例(51.3%)、喀痰1,318例(41.7%)、血液117例(3.7%)、耳漏液73例(2.3%)、髄液14例(0.4%)、創部9例(0.3%)、尿3例(0.1%)、気管洗浄液2例(0.1%)、胸水2例(0.1%)、腹水1例(0.0%)であった。
【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成28年3月9日更新)