Q.1 お刺身はいつから食べられるの?
A.1 生で食べるお刺身には、食中毒の危険性のほか、イカやタコなどはかたいために丸のみやのどにつまらせてしまったり、イクラやタラコなどは塩分過剰になるなどの心配があります。
 このような理由から、体力がついて抵抗力が強くなり、かむ力がしっかりとついてかみ合わせが完成する3歳頃から、新鮮なものを少しだけ食べる進め方がよいでしょう。


Q.2 生野菜はいつから食べられるの?
A.2 新鮮で、よく洗ったもので子どもの咀嚼力にあったものであれば、1歳前後から様子を見ながら与えてみてもかまいません。
 生野菜は乳幼児にとってはかたいものが多く、衛生上のリスクもあるので加熱をしたほうが無難ですが、生野菜のシャキシャキとした食感を楽しく感じ、野菜に興味をもつ場合もあります。かたい皮はむいてあげたり、薄切りにしたりして、お子さんの様子をみながら試していきましょう。


Q.3 揚げ物はいつから食べられるの?
A.3 適度な油脂分は排便を促すので、多少はとっていく必要はあります。しかし、子どもの発達度合によっては、胃腸へ負担をかける可能性もありますので、個人のペースをみて判断しましょう。
 一般的に、1歳~1歳半を過ぎた頃から始める保護者が多いようです。まずは衣をつけずに素揚げしたものや、衣をはがして中身だけ与えるなどで様子を見ましょう。
 酸化した油は大人でも胸やけや下痢症状が出てしまいますので、まずは家庭で手作りからはじめ、食べ過ぎないようにいろいろな調理法で1日の献立を考えてみましょう。


Q.4 食事の際、落ち着きがなく立ち歩いてしまいます…
A.4 椅子に座ったとき、足がブラブラしていませんか?テレビやおもちゃに気をとられていませんか?おなかは十分にすいていますか?
 周囲の環境や生活リズムを見直し、食事に集中できない原因を考えてみましょう。椅子にしっかり足がつくように調節する、テレビを消す、遊び場に背を向けて食べさせる、遊んでお腹をすかせるなど、工夫してみましょう。あらかじめ「ごちそうさま」の時間を20~30分程度と決めて、席を立つようなら食事を切り上げるのもよいでしょう。