BCGについて

生後5か月になったらBCGを受けましょう

BCGは結核を予防するワクチンです

  わが国の結核はかなり減少してきましたが、まだ2万人を超える患者が毎年発生しているため、大人から子どもへ感染することも少なくありません。赤ちゃんは、結核に対する免疫をお母さんからもらうことはできませんので、生まれたばかりの赤ちゃんでもかかる心配があります。また、乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので、感染すると全身性の結核症を発病したり、結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残す可能性があります。

結核を予防するために生後5か月を過ぎたら早めにBCGを受けましょう。1歳のお誕生日を過ぎると受けることができません。

BCGの接種方法

BCGワクチンは牛型結核菌を弱めた生ワクチンです。接種方法は、管針法といってスタンプ方式で上腕の2か所に押しつけて接種します。それ以外の部位に接種するとケロイドなどの副反応が起こることがありますので、絶対に避けなければなりません。接種したところは、どこにも触れないように気をつけながら、日陰で乾燥させてください。10分程度で乾きます。

BCG接種後の皮ふの状態

接種後10日頃に針跡のところに赤いポツポツができ、一部に小さくうみをもつことがあります。この反応は接種後4週間頃に最も強くなりますが、その後はかさぶたができて接種後3か月までにはなおり、小さな傷あとが残るだけになります。これは、異常な反応ではありません。BCGを接種したことにより、免疫がついた反応です。自然になおりますので、包帯やバンソウコウをはったりせずにそのまま普通に清潔を保ってください。自然になおりますが、接種後3か月を過ぎてもBCG接種の後がジクジクしている時はかかりつけの医師や健康課にご相談ください。

BCG接種後の副反応

副反応としては、接種をした側のわきの下のリンパ節がまれにはれることがあります。通常、なにもせず様子を見てかまいません。特にただれたり、大変大きく腫れたり、まれに化膿して自然にやぶれ、うみが出ることがあります。その場合には医師に診てもらってください。
また、お子さんが結核にかかったことがある場合は、接種後10日以内に接種部位が赤くはれたり、針あとが化膿することがあります。このような症状は通常2週間から4週間後に自然に消失します。この一連の反応をコッホ現象といいます。もし、強い反応が見られた場合は医療機関に受診し、健康課までご連絡ください。なお、お子さんに結核をうつした可能性のあるご家族の方も医療機関を受診するようにしましょう。

その他にも、もし副反応と思われる症状があったら、健康課にご連絡ください。

この記事に関するお問い合わせ先

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